1164年創建の三十三間堂(蓮華王院)。
中でも南大門は豊臣家が桃山時代に建立した重要文化財指定の大門です。その歴史深さに沿うように100年以上建ち続けた京町家を宿として改装したのが「三昧庵」です。
ソトとナカを絶妙な具合に融合させるように改装された「隠れ家」のような京町家が、京の観光名所が集積する東山の観光を一際演出してくれます。
京都の観光名所が集積する東山区の南寄りに「三昧庵」は位置します。京都駅前の京都タワーへ通じる「塩小路通」から直進し、「三昧庵」には三十三間堂の築地塀と南大門が出迎えるかのうようにそびえ建ちます。「三昧庵」から500m圏内には、鴨川・三十三間堂(蓮華王院)・京都国立博物館・智積院・豊国神社が、1Kmほど散策すればいつでも活気あふれる清水寺へと続く「ちゃわん坂(清水新道)」にたどりつきます。更に北へ行くと八坂神社・祇園界隈へ。。。
「三昧庵」は東山の観光名所の出発点もしくは終着点のような場所に位置し、皆様の観光を快適なものにしてくれます。
南大門の大きな口へと続く路地を奥へ進むと現れる隠れ家宿「三昧庵」。築100年以上の町家を和モダンに、そして快適な空間に設えました。「隠れ家」をコンセプトとした「三昧庵」は、ソトとナカの空間をちょうどよく融合することで、隠れ家のようなプライベートな空間を演出しております。
玄関へは、細い路地から更に建物裏へと続く門扉とアプローチをつくることで公共空間との縁を切っております。玄関入口前には広く前庭をとることで、プライベートな空間をつくりながらも、居間へと光が注ぎ込み開放的な空間が演出されます。
1階居間と2階寝室の窓は頭上に横長で設えることで外からの視線を遮り、存分におくつろぎ頂ける空間をつくりました。
そして1階の前庭と2階のテラスは、ソトとの心地よい空間のつながりを持たせてくれます。
「ソトとナカ」をちょうどよく融合し、隠れ家のようなプライベート感をつくりながら、開放感を共存させる生まれ変わった「京町家」でより一層皆様の旅を格別なものにしてください。